社員インタビュー

求める人材像は『思いやりを持っている人』

所属:開発部(一般スポンジグループ)

― まず始めに、アイオンのことをどのように知ったのか教えて下さい。

会社合同説明会で知りました。

― そのときに、どんなところに興味を持ちましたか?

吸水性の高いスポンジを製造しているメーカーで、コア技術のPVAスポンジの吸水性の高さ、保水性の高さに興味を持ちました。

― 企業選びの軸として「仕事内容と自分の経験・スキル」を挙げる学生が多いですが、大学で学んだことがどのように活かせるというイメージがありましたか?

大学では植物由来のターゲット化合物の全合成というテーマで研究をしていた為、入社した際には様々な特性をもったPVAスポンジの研究をしているイメージがありました。

 

― 実際に入社して開発部で研究開発職として働いておられますが、どのような環境で仕事をされていますか?

開発部では取り扱う製品ごとにグループが分かれており、経営会議で決定した開発部の重要課題に基づいた開発テーマが上司から与えられます。
開発テーマの進め方は上司から全て指示されることはなく実験計画などを自ら立てて行います。実験を進める中で悩むこともありますが、上司や同僚に気軽に相談できる環境ですので一人で悩まずに解決できます。また、上司に自身がやってみたいことを伝えてそれを開発テーマにすることもできるので業務の自由度は高いと考えています。

― 入社前のイメージと違うところはありましたか?

入社前は研究室や実験室でひたすらに試験する業務だと考えていましたが、入社後は他部署との連携が多いことが分かりました。
開発部ではラボスケールの試作を行い、その結果がよければ量産スケールで試験を行います。その為、現場の方と連携が不可欠です。
また、現在の市場のニーズやお客様の要求事項などは開発部が収集することが困難です。そこで営業部やマーケティング推進室と協力し、市場のニーズを把握し商品開発に生かしています。


 

― 現在の仕事内容を教えてください。

私は一般消費者向けのスポンジの開発を担当しており、主にホームセンターに売られているスポンジやsuuu(スー)やSTTA(スッタ)などのブランド製品の開発を行っています。

― 商品開発をする上で苦労した点はありますか?

求められる物性値が試験でなかなか得られず、開発テーマの期間が予定より延びてしまったことがあります。
このときは、過去のデータにとらわれずに処方の変更を柔軟に対応して解決しました。また、商品開発に進めるなかでスポンジに突然不良が発生したり、発注した部材の納期が遅れたりすることで、その対応に追われたこともあります。

― それだけ苦労すると、成果につながったときの喜びは大きいですね。

私が商品開発をしているのは一般消費者向けの製品なので、ホームセンター等で自分が携わった製品が陳列されていることを見たときは喜びを感じました。

 

― 今後の目標を聞かせてください。

お客様により満足いただける商品を作製することです。それが長く愛用していただける製品になればなお嬉しいです。
また、EMS(環境マネジメントシステム)を担当することになったので関連する法律について勉強して、監査を十分に達成できる知識を身に着けたいと考えています。

― 最後になりますが、今後入社する後輩社員に求めるものがあれば教えてください。

様々な部署との連携が重要ですので思いやりを持っていること。
また、業務上の悩みや問題が発生した際に誰かに相談できるコミュニケーション能力を持っている人を期待します。


担当商品:suuuその他(一般スポンジグループ)