社員インタビュー

求める人材像は『きちんとやり遂げる行動力がある人』

所属:製造部生産技術課

ー まず始めに、アイオンのことをどのように知ったのか教えて下さい。

大学生の時、卒業生の就職先に「アイオン株式会社」が掲載されているのがきっかけで、PVAスポンジの吸水力に興味を持ちました。
また、PVAスポンジは、半導体工場をはじめとする様々な分野で使用されていると知り、世界に通用するモノづくりをしたいと思いました。

 

ー 生産技術の具体的な仕事内容は、入社前だとイメージが掴みにくいことがありますが、どのようなことを考えていましたか?

入社前は、生産技術は化学以外の幅広い知識も求められる仕事ため、きちんと仕事ができるのか不安でした。
内定者フォローの際に、アイオンの生産技術課の社員は化学科出身が多く、化学科でも活躍できると聞いて、安心して入社する事を決めました。


 

ー 入社して生産技術課に配属されましたが、どうでしたか?

入社前は、限定的な仕事が多いイメージでしたが、実際には、最初から最後までの仕事を任せられることが多いです。
生産技術の仕事は、現場の工程改善や効率化を行っています。現場の工程を理解している必要があり、生産技術だけでは進められない仕事もあるため、他部署と連携を取りながら進めています。

 

ー 他に、入社前にイメージしていたこととのギャップはありますか?

プラントエンジニアの仕事は激務で残業が多いというイメージがありましたが、生産技術課では残業は比較的少ないです。もちろん、業務によっては多い月もあります。
また仕事を進める上で、上司や先輩に相談することがありますが、普通に話すことができます。他には有給休暇が取りやすので、旅行することもできます。

 

― 現在の仕事内容を教えてください。

第三工場が2023年5月から稼働し、設備を順次導入しているため、第三工場の設備立ち上げの仕事を行っています。
 

― 具体的には?

第三工場の一部は私が配管設計をしました。その際に、今後の設備増設予定を踏まえて、配管レイアウトを決めるのが大変でした。その時には、上司、配管施工業者と相談しながら、レイアウトを決めていきました。
私の設計ミスで配管が接続できないことがありました。その際は、原因と対応策を上司、業者と打合せを行い、仕事を進めてきました。

完成したときには、今後、数十年使用していく設備を自分が設計したという達成感を体験しました。
他には、スポンジの水洗試験を行っており、水の使用量や作業負荷低減など、品質の向上とコストダウンの両面を考えるテーマに取り組んでいます。
 

― 配管設計で苦労した点はありますか?

配管の数が多いので、図面は平面図だけでなく立面図も描かないと、配管の高さや支持具の選定が出来ません。
また想定通りに配管が通らなかったということもありました。
第三工場では将来的に増設したときのことも考慮しておかないと、配管工事を一からやり直すことになってしまうかもしれないので、いろいろ苦労しました。

 

― 今後の目標を教えてください。

第三工場の設備導入は数年にわたって計画されており、この仕事を続けていきたいと思っています。
新規設備を導入することによって、既製品よりも高い洗浄度が可能になれば、より高い洗浄度を必要としているお客様に使用していただけると考えています。


自分自身のレベルアップのためには、図面作成のスキルを伸ばしていきたいと思っています。配管設計や設備のレイアウトといった複雑な図面も作成したいため、セミナーや講習への参加や、過去の配管施工図の書き方を参考にしていきたいと考えています。
 

― 最後になりますが、今後入社する後輩社員に求めるものがあれば教えてください。

仕事を行っていくうえで、コミュニケーション力は、社内の他部署だけではなく、社外とのやり取りの時に大事になってきます。

また、コミュニケーション以外にも行動力が大事だと感じています。後先考えずに、とりあえず動けばよいわけではなく、きちんとやり遂げることや効率性を意識することです。
試験を行ったときに、ほとんどが最初から100%の結果が出ることはありません。50%→80%→100%のように試験条件を変えながら、問題点を見極め、試験計画を立てていく力が必要になります。


趣味でも何でもいいので、自分ができそうなことにチャレンジしてください。チャレンジして失敗しても問題ありません。「失敗は成功のもと」と言われるように、成功に失敗はつきものなので、チャレンジしてみてください。